写真の画からは伝わりにくいかもしれませんが、こちらのお家では天井や壁を塗装仕上げにしています。壁紙（クロス）で仕上げるのが一般的なのですが人の手で塗り、仕上げることで温かくやさしい空間になりました。

　玄関から室内がまるみえにならないようにした間仕切り壁には丸柱にアクセント（面皮けずり）をつけることで、木のもつデザイン性と最初に視線をそちらへ持っていかせる二つの役割をはたしています。
一番長い時間を過ごすリビングはキッチンと一体化させた広い空間に。
施主様自らご購入されたシンクと洗面台がそのデザインから家具のように目を惹きます。

　もちろんお家を建てる際、収納スペースの確保は重要です。
窓際に作られた欅のベンチは腰掛ける役割以外にもちょとした物を片付けられる便利収納BOXに。
大きな役割として土間には自転車が置ける駐輪スペースと共に室内干し用に天井吊り下げ型の物干しポールを取り付け、収納以外にも様々な用途に活用できる空間に。

　大人のひとり暮らしにふさわしいシンプルな中に個性がきらりと光るお家となりました。